2010年6月20日日曜日

VPSを使おう

今回はVPSについてまとめて行きます。
VPSはVirtual Private Serverの略で要はネット上にもう1台自分の仮想パソコンをもとう!という事です。
MT4で24H動作させるにはなんと言っても常に動かすWindowsパソコンが必要です。VPSのメリットは電気代が気にならない。バックボーンが個人用とはまったく違い安定している。不意のトラブルにもスキルのあるエンジニアが対応してくれる、などが上げられます。

今回紹介するのはDamn::VPS
出来たてのサービスです。

VPSサービスを選ぶときのポイントは安定性で、安定性には長期的にサービスが継続されることも含まれます。
ただし、Forexの場合はサーバーが突然なくなったとしてもその日の(最悪数日の)取引ができなくなりますが、ブローカー上のデータが失われるわけではありません。(機会は損失するかもしれませんが・・・)

なので今回は迷わず安くて早くてWindows2008R2が使えてUKにサーバーをおけるDamn::VPSを利用します。

スキャルピングではサーバーとの距離が大切になってきますので、ブローカーの所在地に近いサーバーを選ぶ必要があります。日本語が使えるという理由で日本のサーバーを進めるかたがいますがこれは間違いだとおもいます。
何よりWindows2008R2では何の苦労もなく日本語環境が構築できます。高くて24Hサポートの受けられない(英語ですが・・・)日本のサービスをわざわざ使う必要はありません。

さて、購入の仕方ですが、至って簡単です。ただしPaypalのアカウントが必要ですので事前に作成しておきましょう。
Damn::VPSにアクセスしSignup hereをクリックします。
現在はトップページにクーポンOPENINGがありますのでメモしておきましょう。

選ぶのはイギリスであればUK、米国であればWestかEast、Dallasを選びましょう。
イギリスであればUK Xen HVM です。
XenとかOpenVZとか色々ついていますがこれは仮想化技術の違いで、Windows2008R2を
利用するにはDamn::VPSではXen HVMとなります。
日本からの距離を考えると一番レスポンスが良いのはWestですが、あくまでブローカーの
サーバー所在地から考えましょう。

TracertでAlpari UKを見ると
Tracing route to ws1.alpari.co.uk [84.45.115.124]
over a maximum of 30 hops:

  1    <1 ms    <1 ms    <1 ms  *
  2     2 ms     1 ms     2 ms  *
  3     1 ms     1 ms     1 ms  10ge-linx224.c4l.co.uk [195.66.224.201]
  4     2 ms     1 ms     1 ms  wolverine-mulder.c4l.co.uk [84.45.110.197]
  5     1 ms     1 ms     1 ms  84.45.115.124

もうこれ以上ない環境であることがわかります。

さて、注文しましょう。
注文はお好みのサービスを選びOrder Nowボタンを押して注文を入れるだけです。
MT4ではメモリーがある程度必要ですので、私はメモリー1GBのMysticを注文しました。
$19.95です。年払いだと2ヶ月安くなりますが、まずは安定するまでは月払いが良いと思います。

Configure Serverでは実際にサーバーを設定して動かすわけではないので適当にいれます。
こだわる人は独自ドメインを取得したり、DynamicDNSサービス用に無料でドメインを発行してくれるサービスを利用すると良いでしょう。きちんと設定すればIPアドレスではなくサーバー名でアクセスできるようになります。(ほとんど意味はありませんが・・・。出先でIPアドレスがわからなくてつなげない、という事はなくなります)

あとは次の画面でプロモーションコードを入力し、個人情報を入力すれば完了です。
PayPalのボタンが画面上に表示されますので、そこをクリックして支払いをしましょう。

無事登録が完了するとDamn::VPS Welcome Emailが届きます。
VPS Control Panelのところにコントロールパネルへのアドレス、ID、パスワードがあるのでアクセスします。

初期状態ではLinuxですのでこれをWindows2008R2にしないといけません。
Manageからサーバーの設定画面にうつります。
Settingsの項目にCD ROM Drive:という項目がありますのでここでまずunmountボタンを押します。
少しするとドロップダウンリストが表示されますのでその中にあるWindows2008R2を選択します。
つづいてPowerControlのRebootボタンをプッシュ。確認画面が出るので再起動します。

ここでしばらく待ちましょう。サーバーがWindows2008R2に変更する処理をしています。
しばらくしてSysytem ControlのVNCをクリックするとWindowsのセットアップ画面になっているはずです。
あとは画面の指示に従いセットアップを進めるだけでWindowsのインストールは完了します。
気をつけるのはキーボードの選択を間違わないこと位でしょうか。
パスワードの初期設定も求められますが簡単なものだと弾かれますので記号を含めた長いパスワードを準備しましょう。
何度か再起動しますが、それが終わればログイン画面が表示されるはずです。

VNC上でログインに成功したでしょうか?
こうなればあとちょっとで作業は終わりです。

ログイン後には画面にはInitialConfigurationTaskという画面がでているはずです。
ここの3番目、EnableRemoteDesktopをクリックします。下の方の項目の真ん中をクリックしてApplyを押します。

これであとは自分のパソコンからもっと簡単につなぐ準備ができました。
自分のパソコンのスタートメニュー>アクセサリから(WIndows7の場合)リモートデスクトップ接続を起動しましょう。
あとはサーバーのIPアドレス、ユーザー名(Administrator)パスワード(さっき設定したもの)を入力して接続するだけです。

どうでしょうか。画面上にはもう1台のパソコンの画面がフルスクリーンで表示されるはずです。

これでVPSの導入と接続までの説明は終了です。
後日、表示の完全日本語化とセキュリティ上行うべき対策について書きたいとおもいます。

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